後の祭りか 2008 1 26
私が「冬の亡者」という記事を、
このサイトに掲載したのは、2007年1月のことでした。
しかし、返ってきた反応は、
「今は、国際競争を勝ち抜くのに大事な時期。
賃上げなんて、けしからん」という反応でした。
その後、何が起きたのか。
2007年夏 サブプライム危機
2007年秋 食料品の値上げラッシュ
さて、2007年暮れに思ったことは、
「みんな背広を着て偉そうに見えるけど、
結局、経済というものが、わかってないんだ」ということでした。
そう実感できた年になったのが、2007年でした。
今頃になって、賃上げの話も聞こえてきますが、
「もはや遅い」と実感できる2008年の初めでしょうか。
冬の亡者たち
(A)人件費を削減すれば、さらに利益が上がるという味を覚えてしまった経営者。
(B)もう少し待っていれば、
さらに値段が下がるという「デフレの味」を覚えてしまった消費者。
(A)は「金の亡者」、(B)は「デフレの亡者」と言えます。
こうした悪習をやめさせるには、政府が音頭を取る必要があります。
「美しい国へ」
美しい国づくり、日々努力しましょう。